県内のスキー場が続々と営業を始めている。昨シーズンは記録的な暖冬に苦しんだが、今季は降雪が早く、ゲレンデは一面の雪。北塩原村では23日の「裏磐梯猫魔スキー場」に続き、24日は「グランデコスノーリゾート」が予定より1週間早く開業した。待ちかねた県内外のスキーヤー、スノーボーダーが詰めかけ、初滑りを満喫していた。

グランデコによると、11月のオープンは4年ぶり。当初は来月1日の予定だったが、降雪により2日前に急きょ、前倒しオープンを決めた。積雪は24日朝で50センチになった。千葉県佐倉市から訪れた会社員、阿部達美さん(41)は「雪質が予想以上に良く、驚いた。スキー歴15年以上だが、11月でこんなに良い雪は初めて」と笑顔で話した。

暖冬だった昨年は12月3日のオープン後も、人工降雪機が欠かせなかったという。外島恵二・営業課長代理は「今季は、まさに恵みの雪。ゲレンデ状態も良く、普段スキーをしない人にもどんどん足を運んでほしい」と顔をほころばせた。今後、アルツ磐梯スキー場(磐梯町)や箕輪スキー場(猪苗代町)なども前倒しでオープンする。
関東からも来場

この日は県内の愛好者に加え、関東から来たスキーヤー、スノーボーダーが目立った。県内の好きなスキー場を尋ねると、スキー客には雪質の良さで「グランデコ」など裏磐梯のスキー場が、ボーダーにはコースの豊富さなどで「アルツ磐梯」の人気が高かった。

スキー場全般への要望では、家族連れから「託児所の整備」「子供向けのコースの充実」などが挙がり、「子供がリフトに乗り降りする際にサポートしてほしい」との声もあった。年間何度も訪れるというスキー客からは「ナイター営業をもっと増やして」「リフトは1日券だけでなく、3時間券など利用時間に応じた券種を作ってほしい」などの要望があった。

一方、女性客は食事を重視しており「スキー場はどこも食堂が高い」「メニューが少ない」と不満がもれた。今季は早いシーズン到来だったが、茨城県のあるスノーボーダーは「とにかく滑りたい。降雪機を使ってでも、11月初めにオープンしてくれないかなあ」と欲張っていた。
(毎日新聞)