冬将軍の早いお出ましに、東北各地のスキー場が臨戦態勢に入っている。昨シーズンは記録的な暖冬に泣かされたが、今季は一転、師走を前にゲレンデが銀世界に。予定より早めにリフトの運転を始めたり、休日に臨時営業したり…。恵みの雪を歓迎する各スキー場は、本格シーズンの到来に活気づいている。

八甲田国際スキー場(青森市)は昨年より12日も早く、21日にオープンした。16日から断続的に雪が降り、積雪は約80センチ。若者らが早速、スキーやスノーボードを楽しんでいる。23日からの3連休で1500人の人出を見込む。

一部のゲレンデで40センチ以上の積雪がある蔵王温泉スキー場(山形市)は、23日から横倉ゲレンデも滑走可能となる見込み。スキー場開きは12月8日だが、リフトなどを稼働させた。運営会社の蔵王ロープウェイは「パトロール隊もスタンバイしている」と受け入れ準備は万端だ。

昨季は12月半ばまでオープンがずれ込んだ天元台高原スキー場(米沢市)は、予定通り23日に営業を開始する。コンディションは上々で、ペンション関係者は「いいシーズンになってほしい」とスキーヤーを待つ。

積雪が60センチになった安比高原スキー場(八幡平市)は12月1日のオープンに先立ち、1日限定で25日に一部コースで営業する。夏油高原スキー場(北上市)も3連休と1、2日の5日間、一部コースをプレオープンさせる。

猪苗代リゾートスキー場(福島県猪苗代町)は12月15日に営業開始の予定。ゲレンデの一部は20センチを超える積雪になったが、「今のところ前倒しする予定はない」と慎重姿勢。「本格営業はクリスマスごろから。このまま順調に降ってほしい」と祈る。

駐車場付近まで雪で覆われたみやぎ蔵王えぼしスキー場(宮城県蔵王町)も「まだ滑走できるほどではない。オープンは1日なので、それまでに」と、もう一降りに期待する。
(河北新報)