大鰐温泉スキー場の経営不振など難題が山積する大鰐町を元気付けようと、町民有志が今年8月に結成した住民団体「OH!鰐 元気隊」が4日夜、観光を通じた地域活性化を考えるフォーラムを同町内で開いた。基調講演やパネル討論では「金をかけず、あるがままの地元の暮らしを見せるべきだ」など、時代に即応した観光戦略の重要性を指摘する発言が相次いだ。

基調講演で、内閣官房都市再生本部事務局が選定する「地域活性化伝道師」として活躍する清水慎一・JTB常務が「今の観光客は旅に対し、ただのぜいたくを求めない。地元住民の日常生活にこそ魅力を感じて足を運ぶ」と指摘した。

続いて、清水常務や遠藤哲哉・青森公立大教授(公共経営)らが参加してパネル討論が行われた。大鰐観光の方向性について「まず、名物となりうる『食』を見つけてはどうか。朝市や夜景など、宿泊しないと体験できないアイテムをそろえるのも大切」などの意見が出た。
(毎日新聞)