道内のスキー場の活性化対策を検討している国交省北海道運輸局は、釧路市阿寒町の国設阿寒湖畔スキー場と、後志管内岩内町のニセコ岩内国際スキー場の2カ所をコンサルティングの対象に選び、今シーズンに向けて具体的な経営改善策を提案することを決めた。

道内のスキー場は海外からもスキーヤーがやって来て好調な大型のスキー場と、来場者が年々減る小さなスキー場とに両極化する傾向にある。

コンサルティング対象とした両スキー場では専門家が現地調査を行って改善の方向性を示し、運輸局と関係団体で作る検討委員会が、国内外のスキー場の成功例も参考にして9月末までに具体策をまとめる。本州では子ども専用のゲレンデを設けたり、ワンポイントアドバイスを与えるボランティアスタッフを置いて来場者を増やすなどの成功例があるという。

ニセコいわないスキー場は地元住民の利用を活発にする対策、また、阿寒湖畔スキー場は内外の観光客の利用を見込んだ対策とする予定。そのほかタイプ別の改善案も公開する計画。

運輸局によると、道内スキー場の来場者はピークの91年には860万人だったが、05年は467万人と半減。スキー場の数も93年の142カ所から06年は111カ所に減っている。景気の低迷や小、中学校のスキー授業が減ったことが背景にある。

今回、コンサルティング対象になった両スキー場は地元の振興公社が運営しているが、06年の入場者はニセコいわないが1万4000人とピークの10分の1、阿寒湖畔も3万2700人でピーク時より半減。地元の市と町が赤字を補てんしている。
(毎日新聞)