福井市は27日、同市所谷町(旧美山町)に13年前に完成し一度も営業されないままになっていた「ファミリースキー場オース」を廃止するのに伴い、国や県から受給していた補助金約6117万円を返納すると発表した。9月補正予算案に盛り込んだ。

このスキー場は、旧美山町が過疎化が進む同地域の活性化を目的に国の補助事業として整備、平成6年に完成した。しかし、道路整備が進まないなど利用環境が整わず、オープンできない状態が続いていた。今年3月の市議会で再整備や他の用途への転用も困難であるとし、廃止・処分して国と県に補助金を返納することを決めた。

スキー場は総事業費2億5517万円をかけて整備。国や県からの補助金として、除雪作業などに使用される克雪事業費5713万円、スキー場の建設などに使用される親雪事業費6117万円の計1億1819万円が含まれている。このうちスキー場の建設費の補助金6117万円を返納するとしている。

東村新一副市長は「施設は野ざらしの状態が続いており、活用された実績もない。道義的に返納しなければならないと判断した」と話していた。
(産経新聞)