日本最南端のスキー場として知られる五ケ瀬ハイランドスキー場(五ケ瀬町)は18日、今季の営業を終了した。来場者は昨季より約4000人増え5万人を超えた。目標の6万人には届かなかったが、各地のスキー場が暖冬による雪不足の影響で来場者減に悩む中、健闘をみせた。

同スキー場を経営する第3セクター「五ケ瀬ハイランド」によると、今季の営業期間は2006年12月15日から94日間。来場者は5万1961人で、昨季より4115人増えた。

今季は、暖冬の影響で九州の各スキー場は来場者が減少。佐賀市富士町の天山スキー場と大分県九重町の九重森林公園スキー場の来場者は、昨季比でそれぞれ1‐3割減る見通し。

九重スキー場では、雪不足で2日間休業したが、五ケ瀬ハイランドスキー場は標高約1600メートルと、ほかのスキー場よりも高地にあることから「雪がほかのスキー場より解けにくく、人工造雪機でカバーできたことも来場者増につながった」と分析する。

また、昨季は暴風雪などで3日間営業を休んだが、今季は風が弱くなるのを待ち、入場料を割り引くなど柔軟な対応で1日も休まずに営業。60歳以上の入場料を引き下げたマスターズ料金の導入なども、来場者増につながったとみられる。

人工造雪機などをフル稼働したことでコストも増加。スキー事業部の春川幸作係長は「ゲレンデに風が当たらないようにするなど、保雪力を高める工夫が必要」としながらも「初めて五ケ瀬に来られたスキー客もおり、リピーターを増やす工夫など来季に向けて努力をしていきたい」と話している。
(西日本新聞)