宮城県大崎市鳴子温泉の国道108号の通行止めの影響を受ける同市鬼首地区の住民と県内外の支援者が10、11の両日、イベント「元気です鬼首!そしてありがとう」をオニコウベスキー場で開催する。

鬼首地区をもり立てようとの心意気をバネに開く手作りのイベントで、支援の輪は宮城県だけでなく秋田県にも広がっている。歌手のさとう宗幸さんも手弁当で応援に駆けつける。

鬼首地区では国道の通行止め以降、不便な生活を強いられ、地域のシンボル的存在のオニコウベスキー場も観光客の減少に悩む。そんな沈滞ムードを振り払い、各地からの激励や支援に応えようと、住民有志や観光関係者、大崎市職員らが先週末、急きょ実行委員会を設立。宮城県内外の20以上の組織がイベント支援を買って出た。

歌手のさとう宗幸さんもイベントの趣旨に賛同。10日午後6時半から「鬼首応援コンサート」を開き、心温まる歌声を披露し激励する。

11日は手作りたこ揚げやそり滑りの大会を計画。農産品直売所「やまが旬の市」はなめこ汁を、地元女性団体はおしるこを振る舞う。「東鳴子ゆめ会議」は国道108号の早期完成を願い、鬼首産小麦粉を使った108個のパンをプレゼントする。

秋田県からは、湯沢市の市民グループ「秋ノ宮ブラッシュアップ」がきりたんぽ田楽を持って駆けつける。同市の「道の駅おがち小町の郷」もマグカップを提供する。

実行委は3、4日、オニコウベスキー場でイベントのチラシを観光客に配布。5日からは秋田市や横手市などでもPR活動を展開している。

実行委の高橋公さん(45)は「交通の便が悪いにもかかわらず、鬼首に来てくださる方々に楽しんでもらいたい。このような状況でも鬼首のみんなが頑張っていることをアピールしたい」と意気込む。

地元観光業界では先月末から格安プランを提供。オニコウベスキー場はリフト1日券と食事券、温泉入浴券セットで大人2000円(小学生以下1500円)のチケットを販売。温泉旅館やホテル、ペンションも1泊二食8000―1万円のプランを打ち出している。

イベントの連絡先はオニコウベスキー場0229(86)2111。