◇広いゲレンデ・高い雪質、魅力
韓国のスノーボード団体の会員150人が1日からの4日間、安比高原スキー場(八幡平市)を訪れ、広いゲレンデでの滑走を楽しんだ。韓国は若い世代を中心にスキー、スノーボード人気が高まっているが、スキー場の少なさなどから日本へのツアーに注目。利用客を増やしたい県内関係者は新たな顧客として期待している。

来県したのは韓国のスノーボード愛好者の団体「JOB」「HFS」「ルーパス」の150人。3団体と北海道・北東北三県で設置するソウル事務所が連携し、約1年前からツアーを検討した。ツアー客は昼にはボード、夜は盛岡市内の観光やスキー場内でのクラブイベントを楽しんだ。

料金は3泊4日で約59万ウオン(約7万3000円)。若者にとって安い値段ではないが、1年間貯金を積み立て日本行きを楽しみにしていたというツアー客の女性(30)は「韓国にはないパウダースノーが魅力」と話した。

県などによると、韓国のスキー、スノーボード人口は400万人とも言われるが、スキー場は十数カ所しかなく、ゲレンデも人工降雪機頼みなど、ニーズを満たせる状態ではないという。

安比高原スキー場では約5年前から韓国人スキー客が目立ち始め、コース表示などで韓国語表記を加えたり、韓国語を話せる従業員を採用したりと受け入れ態勢整備を進めてきた。昨年3月には雫石スキー場で日韓スノーボード大会を開催。「外国人団体としては最大規模」(安比高原スキー場)という今回のツアーにつながった。
(毎日新聞)