◇スキー場は次々リフト停止
中国地方の最高峰・大山周辺は暖冬のため、例年にない雪不足となっており、各種イベントが中止に追い込まれている。除雪車が雪を吹き飛ばす豪快な作業風景に人気が集まり、16日に予定されていた恒例の除雪作業見学会や野鳥観察会などが取りやめに。大山山ろくの6スキー場のうち、5スキー場が2月中・下旬にリフト営業を停止しており、天候次第では近く全面的にシーズン終了に陥る事態となった。

県日野総合事務所(日野町)によると、除雪作業見学会を行ってきた鍵掛峠〜桝水間(5キロ)の積雪は例年の1・5メートルに比べ約30センチで、見学用の作業は困難と判断した。開通時期は未定。また、冬季閉鎖していた山ろくの県道(旧大山環状道路)のうち、江府町御机地区のエバーランド奥大山〜鍵掛峠間(2キロ)を2日、例年より約2週間早く開通させた。

一方、県西部総合事務所(米子市)も、大山山ろくにある県立大山オオタカの森(約400メートル)で、3日に計画していた一般向けの「冬の自然・野鳥観察会」を中止。過去2回は、秋に実施してきたが、雪に残る動物の足跡や野鳥を楽しもうと初めて冬季に計画したが、積雪は既に消えており、募集25人に対して応募も2人だった。

大山山ろくの5スキー場の積雪は一部で残っているが、大半は地肌が露出して滑降は不可能な状態。人工雪ゲレンデなどで一部滑降可能な大山国際スキー場でも週末のスキー客は約150人という。同スキー場は「5日以降は暖かな天気になるようで、どれだけ雪が解けるか……」として、天候次第では数日中に全面終了するという。
(毎日新聞)