大阪府吹田市で18日未明、「あずみ野観光バス」(長野県松川村)のバスが支柱に衝突して27人が死傷した事故で、小池勇輝運転手(21)が、府警の調べに対し、「事故の前の日も大阪から長野までバスを運転していた」と供述していることが20日、分かった。下総建司社長(39)は18日夜、報道陣に対し、事故の前日と前々日は休暇を取らせたと説明。小池運転手の供述と食い違いを見せており、府警は今後、下総社長から詳しい事情を聴く方針。

また、事故を起こしたバスには、途中まで下総社長の妻の同社専務(44)が交代要員として乗車していたが、居眠り運転をするほどの疲労具合から、府警は小池運転手が長野〜大阪間を1人で運転していた可能性が高いと判断。小池運転手の連続運転を確認するため、各高速道路の料金所などに設置されているカメラの映像などを入手し、各地点でバスの運転席に写っている人物について特定を進める。

調べでは、小池運転手は16日夜、スキーバスを運転して大阪を出発し、17日早朝に長野県白馬村に到着。休憩を挟んで同日午後6時ごろ、再び白馬村を出た。周辺のスキー場7カ所に立ち寄ったあと、長野自動車道の梓川サービスエリア、名神高速道路の養老サービスエリア、草津パーキングエリアの3カ所で休息したが、専務は草津で別の同社のバスに乗り移り、その後、事故車には小池運転手1人しか運転手がいなかった。
(産経新聞)