土井は涙で腫らした目を隠すようにゴーグルをつけたままインタビューに答える<スノーボード:W杯富良野大会>◇2日目◇17日◇富良野スキー場◇女子スノーボードクロス

女子決勝に進出した札幌出身の土井奈津子(27=クルーズ)は、他選手と接触するアクシデントがあり決勝1回戦で敗退、13位に終わった。W杯では11位(04年=上越国際)が最高で、地元北海道で自己最高のベスト8進出を狙ったが及ばず。「悔しいのひと言。(接触は)自分が後ろからいったので仕方ない」と涙を浮かべ話した。

昨季は代表枠「1」のトリノ五輪代表争いで、藤森に敗れた。その後五輪組不在の全日本選手権で優勝した。飛躍を期し、オフは競技に集中できる環境を整えた。夏は札幌市内の実家が営むケーキ店を手伝っていたが、親の了解を得て、練習に励んだ。「独り立ちしてさらに精神的に強くなった。世界選手権(28位)でも悔しい思いをしたし、たたかれた方が強くなる」と父耕太郎さん(54)は今後の成長に期待を寄せる。

18日から20日までそのまま富良野で合宿を張り、その後は、国内戦に集中する。上島しのぶコーチ(35)は「悔し涙が出るうちはまだまだ伸びる」と発奮を促した。海外でも戦える選手を目指している。

【女子】▽スノーボードクロス (1)メール・リカー(カナダ)(2)ジャコベリス(米国)(3)チャイスルックシフソフ(米国)(7)藤森(JWSC)(13)土井(クルーズ)(19)清水(ヨネックス)(21)藤原(フリーSC岡山)※リカーは今季初勝利、通算5勝目、藤森と土井は決勝成績、清水と藤原は予選成績
(日刊スポーツ)