今季自己最高位タイの7位入賞を果たしファンの声援に応える竹内<スノーボード:W杯富良野大会>◇初日◇16日◇富良野スキー場◇女子パラレル大回転

女子で、トリノ五輪9位の竹内智香(23=ロイズ小嶋アカデミー)が、今季自己最高タイの7位に入った。予選1本目で3位に入る45秒40の好タイムをマークし決勝に進出し、勢いに乗って決勝1回戦を突破。2回戦で転倒するアクシデントもあり敗退したが、地元の声援を背に堂々とした滑り。「予選の1本目は今季で一番良かった。応援が力になりました」と笑顔を見せた。

責任感が今の竹内を支えている。トリノ五輪があった昨シーズンまでは両親の援助を受けていたが、昨年4月を機に断った。大学に通っていたら社会人になる年齢になったことを意識し、自立を目指した。1人でスポンサー探しを始め、100社以上にメールを送った。返信は30〜40社。面会までこぎつけたのは数社で厳しさを味わった。活動に4カ月以上を要し、計15社の支援を得た。「選手として人として大きくなった。力になってくれた人のためにも頑張りたい」と話す。

競技への思いも強くなった。W杯期間中は自ら積極的に外国人とコミュニケーションを取った。「勝つことを意識しすぎてスランプになったが、楽しむことを思い出した。今日はそれができたし、富良野が再出発のいい機会になった」。温かい支援を力に変え、10年バンクーバー五輪まで走り続ける。

◆竹内智香(たけうち・ともか) 1983年(昭和58)12月21日、旭川市生まれ。旭川東明中3年から本格的に競技を始め、上川高に進学。同校2年の5月、小嶋監督らと深川市のクラーク高に転校。02年ソルトレークシティー五輪パラレル大回転で22位。02年シーズンから小嶋アカデミー所属。04年2月のW杯札幌真駒内大会パラレル大回転で3位。家族は両親と兄2人。165センチ、62キロ。

【女子】パラレル大回転 (1)イザベラ・ダルバルコン(イタリア)(2)コーリ(スイス)(3)イエコワ(ブルガリア)(7)竹内智香(ロイズ小嶋アカデミー)(23)家根谷(道東海大)(27)佐藤江(小嶋アカデミー)(34)佐藤彩(小嶋アカデミー)(37)丸山(長野・松商学園高)※ダルバルコンは今季、通算とも2勝目、竹内は決勝成績、その他の日本勢は予選成績
(日刊スポーツ)