高山市一之宮町のモンデウス飛騨位山スキー場で、スノーモービルに引っ張られて宮川源流の森(標高約1000メートル)をソリで駆け巡る雪上クルージングが人気を呼んでいる。太平洋と日本海の分水嶺(れい)に位置する森はシーズン中、クルージングを楽しむ家族連れで大にぎわいだ。

同スキー場が「深い雪で埋もれる源流の森を冬も楽しめるように」と5年前に始めた。スノーモービルの後ろに浮輪のようなゴム製のソリを5個連結。浮輪に腰かけて片道1・5キロを往復する。雪煙を上げて走るコースはスリル満点だ。

スノーモービルを運転するのは同スキー場のベテラン職員の小坂昭男さん(64)ら3人。モービルには大下礼子さん(22)ら3人の女性ガイドが交代で乗り、乗客の安全に注意しながら、源流の森で見られる動植物などをマイクで紹介。途中でスノーモービルを降りて源流の水を味わう趣向も取り入れている。

今年は暖冬と雨で一時コースの雪が解けたが、15日からの大雪で雪上クルージングを復活させた。16日に体験した名古屋市の親子4人は「スキー場でこんな素晴らしい体験ができて感激」と話していた。
(毎日新聞)