仙台管区気象台によると、1月の県内は18の観測地点のうち仙台、大崎(古川)、白石など16地点で平均気温が観測史上最高となった。積雪も仙台、石巻では初めて観測されず、記録的な暖冬となっている。2日と3日は寒気の影響で冷え込み、山沿いを中心に雪の予報となっているが、暖冬傾向は今後も続く見通し。雪不足に悩むスキー場は、寒波を期待している。

1月の平均気温は▽仙台3・8度(平年1・5度)▽大崎2・1度(同0度)▽白石2・9度(同1度)と、各地で平年を2度ほど上回った。積雪量は▽大崎9センチ(同11センチ)▽白石2センチ(同9センチ)と平年を大きく下回った。平年は11センチの積雪がある仙台も今年はゼロだ。

記録的な暖冬の主な原因は、南米ペルー沖の海面水温が上昇する「エルニーニョ現象」と推測されるが、同気象台は「詳しいことは調査しないとわからない。地球温暖化など複合的な要因が考えられる」としている。

◇1月の来客数が例年の3分の1−−泉ケ岳スキー場
仙台市泉区の「泉ケ岳スキー場」は、1月の来客数が例年の3分の1の約6000人と落ち込んでいる。勤めて10年になる支配人の都築健太郎さん(34)は「これだけ雪が少ないのは初めて。せめて人工降雪機が使えるように、気温があと2度下がってほしい」と祈るような表情。

一方、同区の「仙台ヒルズゴルフ倶楽部」では、1月の入場者数が前年同月の67人から1732人と大幅増。副支配人の渡和也さん(45)は「オフシーズンにもゴルフができると、熱心なファンはとても喜んでいる。芝にダメージが残らないかだけが心配です」と喜んでいる。
(毎日新聞)