例年になく降雪が少ない滋賀県内で、雪を使ったレジャーやイベントに支障が出ている。いまだにオープンできないスキー場があるほか、中止に追い込まれた雪合戦大会も。一方、昨年多額の除雪費用に悩まされた県北部の自治体は、胸をなで下ろしている。

積雪に備えスキー場の整備をする従業員ら。今季はまだ1日も営業できていないという(高島市朽木柏・朽木スキー場)

米原市では3日から開催予定だった恒例のイベント「雪合戦奥伊吹バトル&かまくら祭」が中止になった。昨年2メートル以上あった積雪が今年はほとんどない。愛知や兵庫からも参加申し込みがあったが、市商工観光課は「遠方から来る人は雪を見に来るのであって、雪のないイベントは意味がない」とため息をつく。

高島市で先月28日に行われた雪合戦のイベントでは、苦肉の策として雪玉の代わりにビニールのボールを使った。子どもたちが雪遊びを楽しむ「大津ふれあい雪まつり」は11日に大津市葛川坊村町で予定されるが、事務局は「開催可否の判断はこれからだが、現状では厳しい」と話す。

スキー場は県内10カ所のうち3カ所が滑走できず、うち朽木スキー場など2カ所は今季まだ1日も営業できていない。

一方、余呉町は昨年度、除雪に約650万円をかけたが、本年度は約60万円で済んでいる。「昨年度は交付金を受けても足りなかったが、本年度はかなり助かっている」(同町総務課)。高島市も昨年度と比べ除雪費は10分の1以下だ。

彦根地方気象台によると、余呉町や米原市など県内4カ所の観測所は例年約20−70センチの積雪があるが、31日現在すべてゼロ。1日から冬型の気圧配置が強まるため降雪が予想されるが、2月も全体では気温は高めで雪は少ない見込みという。
(京都新聞)