◇利便性が売り物、3泊4日ツアーを今月から販売−−市空港アクセス実行委
◇春以降はゴルフも
新潟市の財団法人「新潟観光コンベンション協会」と同市内ホテル6施設などで作る「市空港アクセス実行委員会」は、韓国人向けのスキーツアーを企画した。北海道や東北地方に比べて誘致が遅れている韓国人スキー客の取り込みを図り、「日本海政令指定都市」としての同市をアピールするのが狙いだ。

同協会などによると、韓国のスキー人口は約400万人に上るものの、同国内にはスキー場が約15施設しかない。このため、近年では日本のスキー場を利用するケースが多くなっている。独立行政法人「国際観光振興機構」の調査によると、韓国からの訪日スキー客は04年度の約5000人から05年度には3倍の約1万5000人に増加したという。

しかし、これらの大半は、空港からの送迎をセットにしたツアーで早くから誘致を始めている北海道や東北地方のスキー場に集中していた。県内では湯沢町の苗場スキー場が利用されているが、送迎や宿泊をセットにしたツアーがないため「韓国人にはまだ『新潟でスキー』というイメージがわかない」(同協会)という。

このため、本州日本海側初の政令市移行を機に「東アジアの玄関口」を目指す市側と、国内観光客の頭打ちに悩むホテル側が協力。1日1往復のソウル便が発着している新潟空港と市内のホテル、南魚沼市のスキー場を結ぶ送迎バスと3泊分のホテル代、2日間のスキーリフト券などをセットにした3泊4日のスキープランの販売を今月1日から開始した。

同ツアーは市内の6ホテルに電話を入れるだけで、全日程の予約ができる利便性が売りで、現在、韓国の旅行代理店を招くなどして周知を図っているという。

同協会の担当者は「観光客を呼び込むには魅力ある目的が必要。春以降はゴルフツアーに切り替えるなどして、韓国からの玄関口としての新潟をアピールしていきたい」と話した。
(毎日新聞)