雪崩を予知し危険を事前に取り除く「アバランチコントロール隊」が、湯沢町の苗場スキー場に誕生した。今泉超利隊長(35)ら9人で編成し、雪崩の原因となる雪ぴを落とすなど徹底したゲレンデ管理を行う。雪崩対策の専門チームは全国的にも珍しいという。

これまでは30人構成のパトロール隊が安全対策を担ってきたが、昨年1月3日に発生した雪崩で7人が重軽傷を負った経験から、「安全で安心して楽しめるスキー場」を目指して発足した。

26日夜には結成式が行われ、佐野安志貢取締役が「隊員は、山を知り、雪を熟知した精鋭部隊。事故の未然防止に頑張ってほしい」と激励した。この後、幅15メートル、高さ3メートルの雪崩が発生したと想定した救助訓練を実施。地元・浅貝地区の住民も含めた約100人が金属製のゾンデ棒を刺して雪崩に巻き込まれたスキー客の有無を確認したり、スコップで雪を取り除くなど本番さながらに取り組んだ。
(毎日新聞)