◇来月、米国で開催
小山市の会社員、原節子さん(33)が、2月に米ソルトレークシティーで開かれる聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」に、アルペンスノーボード競技の日本代表として初出場する。夫伸一さん(33)も同種目の代表に選ばれ、「夫婦で出場するのが夢だった。無事に滑れるように頑張りたい」と意気込む。

原さんは小山市出身で白鴎大足利高卒。生まれつき耳が聞こえないが、水泳やバレーボールに親しんできた。24歳ごろ友人に誘われてスノーボードを始め、夢中になった。伸一さんとの出会いもスキー場で、00年に結婚して以降も互いに技術を磨いた。05、06年の全国ろうあ者冬季体育大会のスノーボード大回転・回転で3位に入賞、快挙につながった。

原さんは04年12月から人材派遣会社「フジスタッフ」小山支店に勤務。仕事と一人息子の育児を両立しながら、平日はジム、休日は家族でスキー場に通う。仕事を終えて長男周平君(4)を保育園まで迎えに行き、夕食を作るなど、「毎日がハード」と話す。代表に選ばれてからは会社に早退を許され、1日5時間、筋力トレーニングやランニングに励む。

大会には周平君も応援に駆け付ける。初の大舞台を前に、「世界各国から選手が集まるのでプレッシャーはある。気持ちを落ち着けて大会に臨みたい」と話している。
(毎日新聞)