雪の少ない札幌市内。昼間は暖かい日が多い=札幌市中央区で5日午後4時37分、尾籠章裕写す(毎日新聞)今冬の雪不足で、全国のスキー場から悲鳴が上がっている。スキー大会が中止されたり、コースが一時閉鎖されたケースもある。雪まつりなどイベントへの影響も出ている。6日午後から8日にかけて天気は大荒れとなり、東・北日本を中心に強風や大雪の恐れがある。気象庁が警戒を呼びかける一方で、関係者は3連休に客足回復の期待を込めている。

昨シーズン25万人を集めた新潟県湯沢町のガーラ湯沢スキー場は、12月8日のオープン以来、2度にわたって一時閉鎖に追い込まれた。JRガーラ湯沢駅の乗降人員は、昨年と比べ3割減に。総務部の佐藤博之課長(42)は「来客は昨年の6割ほど。現在は積雪が95センチあるが、6日からの降雪に期待したい」とばん回を期す。

「第80回全日本学生スキー選手権大会」が延期された青森県大鰐町の大鰐温泉スキー場。大会実行委員会は「コースを整備しようにも集める雪がない。7日から雪の予報が出ているので、期待したい」と話した。

また、福島県南会津町の会津高原たかつえスキー場は、積雪は90センチまで回復したものの、客足は前年の8割程度。支配人の星昭秀さん(52)は「年末年始はかなり打撃を受けた。降りすぎも困るが、ある程度は降ってもらわないと」と、週末に願いを託す。

このほか、札幌市の冬を彩る「さっぽろ雪まつり」(2月6〜12日)では、積雪不足のため雪像用の雪が市内だけでは足りず、周辺から取り寄せる検討を始めた。

気象庁によると、日本付近は今冬、寒気の南下が弱く、冬型の気圧配置になりにくい状態が続いている。4日までの累積降雪量は、山形県鶴岡市でゼロ(平年値131センチ)のほか、平年の2割以下にとどまる所も多い。

6日以降は低気圧の急速な発達に伴い、日本海側や北海道で大雪が見込まれる。10日ごろまでは雪模様が続く見通し。さらに東・北日本の海上を中心に、風速20メートルを超える暴風が予想され、厳重な警戒を求めている。

ただ、昨秋から太平洋中東部の赤道付近で海水温が上がるエルニーニョ現象が起きているとみられ、暖冬は続く見通しという。
(毎日新聞)