大山と並び中国地方では“老舗”となる「さんべ温泉スキー場」(大田市)が24日オープン。暖冬のためゲレンデの積雪はゼロで、雪ごいも兼ねるちょっぴり寂しいスキー場開きとなった。

クリスマスイブのこの日、三瓶山周辺は、朝からすっきりと晴れ渡り、雪があれば絶好のスキー日和。リフトが止まったゲレンデの前で、地区の高田八幡宮・村田有郷宮司が祝詞を上げ、関係者ら約40人が今シーズンの安全と繁盛を祈願した。

すぐ横の駐車場から神事を見ていた広島県尾道市の会社員、土屋圭史さん(31)は「かんぽの宿三瓶が閉鎖されると聞いて、一家4人で来た。ゲレンデが使えたら、2人の娘にスキーを教えるつもりでしたが」と残念そう。

雪に恵まれた昨年の同時期は既に1・4メートルの積雪。初日から500人でにぎわい、シーズン中の通算は約1万7000人だった。大田市保養施設管理公社の宇谷義弘事務局長は「雪のないスキー場開きは2年ぶり。サンタクロースの雪のプレゼントで、今年も大勢の利用者に来てほしいものです」と恨めしげに空を見上げていた。
(毎日新聞)