道内は、12月に入っても各地で雪の量が平年より少なく、記録的な豪雪だった昨冬とは対照的になっている。北海道付近の低気圧があまり発達せず、雪が続けて降らないことなどが要因。札幌近郊のスキー場では、雪不足で一部コースしか開放できないなどの影響が出ている。

札幌管区気象台によると、12月前半の北海道上空は弱い冬型の気圧配置になり、日本海側では雪の降り方が弱く、太平洋側などは晴れて雪が降らないところが多かった。雪が降った地域でも、気温が上がり、積もった雪が解けてしまうケースが多かった。

各地の積雪は18日現在で、札幌20センチ(前年同日比8センチ減)▽旭川33センチ(同4センチ減)▽函館0センチ(同39センチ減)▽釧路3センチ(同13センチ減)――と、軒並み前年を下回っている。苫小牧では、雪が降らず降雪量自体がゼロとなっている。

札幌の1〜18日の降雪量は、前年同期より27センチ多い延べ74センチの雪が降ったが、暖かい気温で解けてしまうため、18日の積雪は前年より8センチ低い。

冬休みの需要期を迎えるスキー場にとって、雪不足の悩みは深刻だ。札幌市南区の真駒内スキー場は、人工降雪機を使ってゲレンデを造っているが、天然の雪がないため3コースのうち1コースしか使えない状態。「降雪機を稼働させるコストもかさんでしまう」とまとまった雪を待ち望んでいる。

平岸ハイヤー(札幌市豊平区)の乗務員、松本一郎さん(42)は「道路わきの雪山がなく見通しが良いのはありがたいが、アイスバーンやツルツル路面が出来やすい。圧雪状態の路面の方がスタッドレスタイヤが良く効く」と話している。
(毎日新聞)