西日本を代表する大山国際スキー場(大山町)で9日、人工雪ゲレンデがオープンし、県内外から訪れた家族連れら約220人が初滑りを楽しんだ。わかさ氷ノ山スキー場(若桜町)では、県の防災ヘリを使った救助訓練を行い、冬本番に備えた。ただ、今季はいまのところ暖冬とみられ、スキー場関係者は「雪不足が心配」と話していた。

◇大山で初滑り−−国際スキー場人工雪ゲレンデ
雨交じりの中、大山国際スキー場の人工雪ゲレンデ(長さ450メートル、幅30メートル)でこの日、スキー場開きがあった。出席した関係者約100人が、神事でシーズン中の安全を祈願した。

6800トンの人工雪で白くなったゲレンデでは、県スキー連盟指定強化選手の小学生らが練習を開始。客の6割以上を占めるスノーボーダーも、雪の感触を味わった。

岡山県津山市の神原健一郎さん(30)と琴美さん(31)夫婦も「やっとスノーボードができる。気分がいい」と話していた。

県内の自然雪ゲレンデのスキー場開きは▽16日=氷ノ山▽17日=奥大山(江府町)▽23日=大山国際、豪円山、中の原、上の原(大山町)。

◇負傷事故を想定し、氷ノ山で救助訓練 オープン控えヘリも駆け付け

一方、オープン間近の氷ノ山スキー場であった訓練は、30代の男性1人が谷底に滑落する負傷事故を想定し、八頭消防署若桜出張所や県消防防災航空センターの隊員ら計22人が参加。救急隊員らが、スキー場のパトロール隊員と連携しながら斜面から負傷者を搬送し、鳥取空港から駆け付けた県防災ヘリに収容した。

同出張所によると、同スキー場で06年1〜4月上旬にあった救急事案33件のうち17件をヘリで搬送した。市中心部まで15分で搬送できるといい、漆原辰美・同出張所長は「8割以上がスノーボードの負傷者。林間コースなどは特に注意して滑って」と話していた。

鳥取地方気象台によると、来年1月9日までの1カ月予報の気温は平年並みか平年より高い確率が各40%という。
(毎日新聞)