夏の海の次は冬の雪山へ−。興収71億円で今年の実写邦画NO.1に輝いた「LIMIT OF LOVE 海猿」の羽住英一郎監督が、今度は競技スキー(=モーグル)をテーマにした映画「銀色のシーズン」(来年冬公開)を手掛けることが8日、分かった。

かつてはモーグルの日本代表だったが、競技中にけがをして挫折した青年が、雪山で出会った女性や仲間たちの友情を通じて再生していく物語で、メーンキャストには瑛太(23)、田中麗奈(26)、玉山鉄二(26)と若手実力派を抜てき。

羽住監督によると、東京出身の瑛太は今までスキーをやったことがなかったが、「自分で滑れるようになりたい」と今年1月からインストラクターのもとで練習を重ね、みるみる上達。スキーは得意という玉山も改めて練習に励んだ。来年1月から入る白馬スキー場(長野県白馬村)での撮影は、なんといっても天候勝負のため、役者、スタッフは3、4カ月の“合宿状態”で過ごすことになるというが、態勢は万全だ。

セットは白馬村の全面協力のもと、10トントラックで7000台分という膨大な雪を使い、撮影用のモーグルコースや雪のチャペルを作る予定。

スキー映画といえば思い浮かぶのが、一大スキーブームを作った馬場康夫監督の「私をスキーに連れてって」(昭和62年公開)だが、羽住監督は「スキー映画というよりも青春群像劇にしたい。『海猿』のプレッシャー? 全く違う作品と考えているので、ないです」と話している。
(サンケイスポーツ)