◇積雪予想まずまず
県内のスキー場は今月上旬から次々とオープンし、いよいよスキーシーズンの到来。安比高原スキー場(八幡平市)は1日、安全祈願祭を行い、オープンに備えた。昨シーズンは豪雪に見舞われ、雪かきに忙しい県民の足が遠のいたが、今シーズンの積雪予想はまずまずの量。利用客が年々減少し苦境が続くスキー業界だが、あの手この手で巻き返しを図り、忙しい師走になりそうだ。

県観光協会によると、昨シーズンの県内スキー場利用客数は前年比約9・2%減の129万人。ピークだった92〜93年シーズンの約372万人から年々減少を続けている。昨シーズンは記録的な豪雪が追い打ちをかけて客足が鈍ったが、今シーズンの降雪は「平年並みか平年より多い」(盛岡地方気象台調べ)という。

安比高原スキー場は現在、山頂付近で積雪15センチ、山麓で同5〜10センチと滑走にはまだ不十分のため、2日の予定だったゲレンデのオープンを延期することに。佐藤圭一支配人は「週末に雪が降るようですし、人工降雪と合わせ技でなんとかなりそう」と話し、3〜4日のオープンに備えるという。

昨シーズンは豪雪のため、雪かきに忙しい県内からの客が減り、全体でも微減に。23日からは昨年に続いて15万個のイルミネーションで白銀の世界を彩り、31日の年越し花火も復活。天気も味方につけて60万人の集客を目指す。

また、雫石スキー場は15日にオープンする。2〜3日は大宮駅(埼玉県)、9〜10日には仙台駅で、JR盛岡支社との共催で、お笑いライブや盛岡エリアスキー場共通リフト券が当たる抽選会などのイベントを開催し、県外からの誘客を図る。リフト1基を1人用から2人用にリニューアルし、目標の25万人に向け「今年こそ」と意気込む。

◇県内の主なスキー場のオープン予定
3〜4日 安比高原(八幡平市)
  9日 奥中山高原(一戸町)
 15日 雫石(雫石町)八幡平リゾート(八幡平市)
 16日 岩手高原(雫石町)
  中旬 国見平(奥州市)湯田(西和賀町)平庭高原(久慈市)
 23日 網張温泉(雫石町)くのへ(九戸村)まつるべ(一関市)
  下旬 田山(八幡平市)赤羽根(遠野市)
(毎日新聞)