【長野県】2005年の1年間に県内を訪れた観光客は延べ8918万人と、前年に比べて311万人(3・4%)減少したことが、県商工部のまとめで分かった。9000万人を下回ったのは1987年以来、18年ぶり。

県内観光地295カ所で調べた。商工部は、馬籠宿のある旧山口村が2005年2月に岐阜県中津川市と越県合併したほか、同年3−9月には愛・地球博(愛知万博)が開催されたため、県内観光地の入り込みに影響が出たとみている。

県内を訪れた観光客は1991年の1億764万人をピークに減少傾向にあり、99年以降は9000万人台で推移。2003年は善光寺の御開帳効果で9821万人が訪れたが、04年は9229万人まで減り、05年はついに9000万人を割り込んだ。

宿泊費や土産代などの観光消費額も05年は3327億1200万円と、前年に比べて82億4100万円(2・4%)減少した。

県商工部のまとめによると、2005年度の県内スキー場利用者は延べ851万3000人で、前年度を28万2000人(3・2%)下回った。

スキー客は1992年度の2119万5000人をピークに年々減り続けており、今ではピーク時の半分以下にまで落ち込んでいる。

ただ、誘客の対象を家族連れに絞るなど、独自の経営戦略で利用者数を伸ばしたスキー場も多く、03年度のスキー客は前年度比10・7%減だったのが、04年度は5・9%減、05年度は3・2%減と落ち込み幅の縮小傾向もみられる。
(中日新聞)