富山県が3月末に廃止した富山市本宮の県営らいちょうバレースキー場について、県と富山市はこのほど、市が施設を受け入れることなどで営業継続に合意、基本確認書を締結したと発表した。

施設は県が市に無償譲渡し、市が第三セクター「大山観光開発」に無償貸与。同社は最低10年間、運営に当たる。県は累積債務(05年度末現在約41億円)を処理するほか、施設整備費として6億9500万円を負担する。

スキー場存続を巡っては、地権者58人中1人が同意せず、この地権者も加わる場内共有地の扱いが問題となっていた。結果的に県が共有地について「民法上、過半数の地権者の同意があれば短期賃貸借できる」として他の地権者からいったん借り受け、大山観光開発に賃借することで、市も了承した。

森雅志市長は記者会見で「県の(共有地に関する)提案は予想外だったが、地域経済への影響などを総合的に判断した」と述べた。
(毎日新聞)