スノーボードの聖地が消滅する? 来道しているプリンスホテルの大野俊幸会長が15日、高橋はるみ北海道知事(52)に対し、道内の系列24施設のうち、真駒内スキー場(札幌)ニセコ東山プリンスホテル(ニセコ)など計11施設を売却する考えを伝えた。同会長は「撤退は申し訳ない。営業継続と社員雇用ときちんとしてもらえる先に、本年度中に売却したい」と意向を示した。

冬季スポーツ界にとって大きな痛手となる。真駒内スキー場は「スノーボードの聖地」として06年トリノ五輪代表の国母和宏(17=登別大谷高)中井孝治(22=チームアメリカン)ら4人の五輪選手を輩出している。同スキー場を主戦場とする02年ソルトレークシティー五輪代表の村上大輔(23=クルーズ)は「関係者から2、3カ月前に聞きました。来年から真駒内で練習できない。ちょっと痛いですね」と困惑した。

経営再建中の西武ホールディングス(HD)は現在、不採算施設の売却を検討している。高橋知事は「地域の大事な施設でプリンスの名前が消えるダメージは大きい」と指摘する。札幌市の上田文雄市長(58)は「札幌市として非常に残念。運営が継続されるよう、今後の推移を見守っていきたい」とコメントした。
(日刊スポーツ)