みやぎ蔵王七ケ宿スキー場宮城県七ケ宿町のみやぎ蔵王七ケ宿スキー場は、昨年4月の民間への経営移管後、初のシーズンを“若干の黒字”で乗り切った。指定管理者制度を活用し、運営を任せた町も「善戦」と評価している。

運営会社の「有限会社はあとリソート」(森下摩利子代表)によると、昨季の売り上げは夏季が約1400万円、冬季が約5700万円。町からの委託料を加え、計約8400万円の収入があった。必要経費を除くと少し余力が残ったという。森下代表は「昨年12月の大雪に助けられた部分はある」と話す。

町産業振興課は、5500万円の赤字を出した一昨季と比較した場合、委託料や補修費などを差し引いても、町の支出は約1300万円減少したと試算、「メリットはあった」と分析している。

1年目はレストランの食器を新調し、女性トイレにはドライヤーを設置、ハンドタオルも置いた。焼きたてのクロワッサンも販売するなど、細かな部分にも気を配った。

29日には2季目のサマーシーズンが始まる。森下代表は「ここに来て良かったと思える施設づくりを進めたい」と意欲的で、入浴施設や植樹なども行いたいという。

町は今秋、町政施行50年の記念事業として、全日本グラススキー大会を誘致。スキー場の補修や施設整備費など、側面からの支援は継続する。町産業振興課は「町民を説得できる経営を続けてほしい」とエールを送っている。
(河北新報)