20年ぶりの大雪に恵まれ、大勢のスキー客でにぎわうゲレンデ(2月11日、高島市・箱館山スキー場)20年ぶりの大雪となった今冬、滋賀県内のスキー場の人出は、明暗を分けた。高速道路が雪で頻繁に通行止めになり、岐阜県などのスキー場に行く人が足止めされたこともあって、米原市の奥伊吹スキー場は過去最多の入場者数を記録し、大津市の「びわ湖バレイ」なども昨シーズンを上回るスキー客でにぎわった。半面、高島市の朽木スキー場が積雪による道路の土砂崩れで一時、営業を休止するなど、大雪に泣かされたスキー場もあった。

彦根地方気象台によると、県内最北部の余呉町柳ケ瀬で昨年12月に、同月としては観測史上最高の積雪202センチを記録するなど、今冬は早い時期から大雪となった。

県内10カ所のスキー場は例年、1月にシーズン本番を迎えるが、今冬は大雪の恩恵で12月からにぎわった。シーズン中の入場者数は、奥伊吹が昨シーズンに比べて17%増の約14万人に達し、1967年のオープン以来の最高となった。

例年、入場者が県内で最も多いびわ湖バレイが8%増えて約19万5000人に上ったほか、余呉町の「余呉高原リゾート・ヤップ」も43%の大幅増となるなど、5カ所のスキー場の入場者数が昨シーズンを上回った。

例年よりシーズンの到来が早く、営業期間が長かったうえ、「大雪で北陸自動車道がたびたび通行止めになり、岐阜や福井など他県に流れていたスキー客が、県内にとどまったことも入場者増につながった」という。

一方、朽木は12月中旬に起きたアクセス道路の土砂崩れで、営業を2週間休止した影響で、昨シーズンより15%減少した。余呉町の「ベルク余呉」も積雪には恵まれたが、吹雪の日が多く、入場者は微減した。
(京都新聞)