【岐阜県】中濃各地は30日、季節はずれの雪に見舞われた。郡上市北部では、除雪車が出動。開花を待つ桜も雪で覆われ、春とは思えない寒い1日となった。

郡上市内は山間部を中心に数センチから50センチの積雪。高鷲町鷲見などで、除雪車が出動した。白鳥町石徹白のスキー場「スノーウェーブパーク白鳥高原」では、約50センチの積雪で冬本番の様相。桑島政勝専務は「真っ白に雪化粧できた」とにっこり。ゲレンデでは、神戸から来た家族連れが、スキーやそりで新雪に戯れていた。同市内では、冬タイヤを履き替えたため、速度を落とし慎重に運転するドライバーの姿も。物損事故が数件あったが、大きな交通障害はなかった。

関市板取地区では、午前11時現在で20センチの積雪を記録。同市武芸川町の寺尾ケ原千本桜公園では、花見シーズンを待つ飲食店の赤い提灯(ちょうちん)が雪に映えた。

関市の市街地や美濃市では、午後には雪が解けた。スリップ事故などの混乱はなかった。

美濃加茂市内も午前中まで雪が降り続き、うっすらと雪景色。同市御門町の太田橋乗船場から愛知県犬山市までの木曽川を下る「日本ライン下り」に訪れた家族連れも寒さに震えた。

それでも、乗船場の職員らが、熱湯を注いだペットボトルの「湯たんぽ」を渡すと、両手で抱えて乗船。木曽川の早瀬を通り抜けながら、雪で山水画のようになった渓谷美を楽しんだ。
(中日新聞)