ショーンがスノーボードにおいて優勝したことない大会なんて存在するだろうか?つい先日までは存在した。

L-R: Shaun, Mason and Danny.

それはU.S.オープンだ。しかし、この事実は本日をもって姿を消すこととなった。彼がダニー・キャスの三年間にわたる賞と賞金の嵐にストップをかけるだろうと予想することは難しいことではなかった。

今回のスーパーパイプは大会史上最高の出来となった。パイプが最高のコンディションだったと言えば嘘になるが、決勝が近づいてきたころには選手らは20フィート近いジャンプを毎回披露していた。アンディー・フィンチはまだ怪我から立ち直っていない。ケビン・ピアースはとんでもない高さのジャンプを見せた。

タイラー・エモンドのジャンプはあまりに高すぎて、カメラマンがピントを合わせるのも精一杯だった。新人のブラッド・マーティンは唯一回転系に挑戦したライダーであり、1260などを決めていた。

Danny Davis.

何より選手を目立たせたのが、彼らのスタイルがある。もちろんほとんどみんなが1080回転できる。どういう意味か。それはコンテストを最大限に盛り上げたメイソン・アギーレのひねりの効いたフロントサイド720ジャパンと同じようなものだった。

ダニー・デービスとメイソンは今までのつま先旋回ではなく平方スタイル1080をあらゆる方向に回転する。メイソンのシャレたコンビネーションとダニーのイカれた1080からのコンボは、表彰台という彼らに相応しいものへと導いた。

Shaun White.

数人のアナウンサーによると、ショーン・ホワイトの滑りは大きく且つ滑らかで、「オリンピックより素晴らしかった。」らしい。バックサイド900、フロントサイド1080、キャブ10、そして最大で最もゆっくりで最高なフロントサイド5をやってのけた。

彼は最初の滑りで既に勝利を確実にしてしまった。残念なことに、ダニー・キャスは今年の決勝進出ならずであった。準決勝でのヘマが響いてしまった。だが、彼が決勝進出していたとしても最近のショーン・ホワイトの勢いを止めるのはかなり難しかったであろう。
女子グループでは、パイプの大きさが勝負を決める要素で、あまり無茶をする選手は今まで見なかったが、今回のジャンプの大きさにも関わらず大ジャンプを試みていた。

Torah Bright.

エレナ・ハイトは巨大バックサイド・エアーとフロントサイド7と9を繰り返して、安定した着地を見せた。グレッチェン・ブレイラーはクリップラーにバックサイド5を決めて銀メダルを手にした。

モーリー・アギーレまでもいくつかキレたバックサイドスピンを披露した。だが優勝を手にしたのはトラー・ブライトだった。彼女はリスクの高いエアー・トゥ・フェイキーで滑り出し、キャブ7、バックサイド360、バックサイド540にスウィッチする。最後の二つのトリックは最難関で、女子パイプイベント一日の中で最も高レベルだった。彼女は他の選手がやるようなことはしない。いつもスタイルを付け加えるんだ。

L-R: Gretchen Bleiler, Torah Bright and Elena Hight.

大会中に、このU.S.オープンが史上最悪ではないかという文句を耳にした。どうしてもそうだったなんていえたものではない。あくびなんかしてる暇はなかったぜ。まぁビデオをみてどういう意味か自分の目で確かめてみるといい。

The 2006 U.S. Open Superpipe
男子スーパーパイプ:
1. Shaun White
2. Danny Davis
3. Mason Aguirre

4. Markku Koski
5. Michael Goldschmidt

女子スーパーパイプ:
1. Torah Bright
2. Gretchen Bleiler
3. Elena Hight

4. Paulina Ligocka
5. Tricia Byrnes

Videos
US Open Halfpipe
※パソコンより当日の模様のビデオが見れます。