この冬は記録的な大雪が降ったのに、宮城県内のスキー場の中には雪不足から早じまいする所が出てきた。1、2月にさほど雪が積もらず、3月になって暖かい日が続いたのが響いた。トリノ五輪の追い風もあり、ボーダーを中心に客足が戻りつつあっただけに、関係者は気まぐれな天候が恨めしそうだ。

仙台市泉区の泉ケ岳スキー場は7日、2基あるリフトを止め、シーズンを終了した。山口貞総支配人は「雪が少ないと言われた去年でさえ3月半ばすぎまで滑走できたのに、当てが外れた」と残念そう。

シーズン前半は記録的な大雪に恵まれた。昨年12月17日のスキー場開きは、数年ぶりに全面滑走できる状態で迎えた。前年はゼロに近かった12月中の入場者数は約6000人に達し、幸先のいいスタートだった。

1、2月も雪は降ったが「風が強く、積もりにくかった」(山口総支配人)という。今月に入り気温が10度を超える暖かい日が続き、早々とゲレンデの地肌が見え始めた。スキー場では来シーズンに向け、ゲレンデ整備やリフトの改修が始まった。

蔵王町のみやぎ蔵王えぼしスキー場も雪不足で、当初は19日まで行う予定だったナイター営業を6日から見合わせている。「12月に全面滑走できたシーズンは珍しく、期待していたが、今は滑られるコースが限られてきた」という。

昨年12月25日から1月3日までの入場者数は前年比77.4%増と、大きく伸びた。その後もトリノ五輪の追い風もあって客足は堅調だったが、3月に入ってからやや落ち込んだ。最終的には昨年の9割ぐらいに終わりそうだ。

それでも先週末に寒波が戻って滑れる状態に回復した場所もあり、同スキー場は来月2日のシーズン終了まで終盤の盛り上がりに期待している。
(河北新報)