国土交通省長岡国道事務所は9日、雪崩を未然に防止するため湯沢町三国の国道17号火打橋脇の斜面で、火薬を使って雪庇(せっぴ)を落とす処理を行った。火薬を爆発させて雪庇を落とす工法は、記録的な大雪に見舞われた84年4月以来、22年ぶりという。

雪庇を処理したのは、苗場スキー場の東側の山。同橋から尾根までの長さは270メートルで、斜度36度。尾根の部分には、長さ109メートル、幅10メートル、高さ5メートルの雪庇があり、気温の上昇とともに雪崩の危険性が高まっていた。

処理作業は、国道を約1時間半、全面通行止めにして実施。火薬120キロを使用して正午に発破に点火する予定だったところ、雪庇が予想以上に固く、しかける作業に手間どって40分遅れで点火した。

爆破されると、雪庇は斜面を滑るようにゆっくりと落下。同橋近くでは畳1枚分もある大きな雪の塊がいくつも転がり、雪崩の怖さを見せつけた。
(毎日新聞)