笑顔で「難度の高い技に挑戦したい」と語る中島選手=養老町の自宅でトリノ五輪のスノーボード女子ハーフパイプ(HP)で日本勢最高位の9位となった養老町岩道の中島志保選手(27)=ヨネックス=が帰国。十七日、自宅で試合を振り返り「力を出し切って悔いはないが、世界の壁は厚かった」と語った。次の目標は、三月に米国と北海道で開かれるワールドカップ(W杯)。「難度の高い技に挑戦したい」と意欲を燃やした。

五輪では、母みき代さん(59)が夢を託した伊勢神宮(三重県)のお守りを、ウエアの左胸のポケットにしのばせて臨んだ。大観衆の中、滑走前にぎゅっと握りしめて心を落ち着かせた。「転ばなかったのはお守りのおかげかな」とにっこり。

中島選手は昨年十二月からW杯や五輪で各国を転戦。十九日からはホームゲレンデの郡上市高鷲町の高鷲スノーパークで早速、練習を再開したいという。

五輪では、空中で二回転する技は安定的にこなしたが、今度は二回転半に挑む。メダルを獲得した欧米勢に迫るには、「難しい技を身に付けないと勝てない」からだ。より高いエアを跳ぶため「自然の地形を滑り込みたい」。「世界のトップレベルには迫っているが一線を越えてトップに立とうと思ったら、もっと全体的にレベルアップが必要」というのが自身の評価だ。

中島選手は今後、三月にW杯米国レークプラシッド大会、W杯北海道富良野大会、全日本スキー選手権大会スノボー競技などの試合を控えている。「三月末までは気が抜けない」といい「四年後には、メダルが期待できる選手になっていたい」と目を輝かせた。