イザベル・クラークリベイロ【バルドネッキア(イタリア)17日時事】17日、当地で行われたトリノ五輪の新種目、スノーボードクロスの女子でブラジルのイザベル・クラークリベイロ(29)が9位と健闘した。同国はもちろん、南米でも初の五輪スノーボード選手だ。

カーニバルで有名なリオデジャネイロの生まれ。12年前に兄の住む米カリフォルニアを訪ねた際、初めてスノーボードに挑戦。とりこになった。チリで腕を磨き、現在はカナダのウィスラーを練習拠点に世界各地を転戦している。「自分の国では雪は降らないけど、だからといって、スノーボードをあきらめる理由にならなかった。だって、これほど最高に楽しいことはないもの」

この日は予選1回目で3位のタイムを出し、2回目を通しても6位で決勝トーナメントに進出。同1回戦となる準々決勝で敗退したが、9−12位決定戦では、同走の3人が転倒する間をぬって1着でゴール。悪びれることなく、ガッツポーズでフィニッシュした。

ブラジルでは「サンド(砂)ボード」の愛好家が多く、スノーボード熱も徐々に高まっているという。「ブラジルを代表して、南米から初めて参加できたことを誇りに思っている」。彼女のもう一つの顔は宝石販売商。その笑顔も、キラキラと輝いていた。
(時事通信)