ともに予選落ちし、うつむく国母(右)と村上=中村光一撮影■成田童夢「悔し泣きをしたのは初めて」
悔しいです。大会で悔し泣きをしたのは初めて。悔しくて泣きました。ただ、勝負は水ものだから仕方ありません。

日本人選手が全員決勝に進めなかったことも悔しいです。五輪は1つ1つの技の集大成。日本勢はみんなうまいし、予選で落ちるレベルではありません。ただ、1つ1つの技のレベルが高い分、リスクもありました。

五輪はいつもの2倍楽しめたけれど、悔しさも2倍。次の五輪も出たい。4年後は1つ1つの(技の)完成度を上げたいです。

ここまで応援してくれた皆さんに申し訳ないと思います。必ずこのお返しをするために、帰ってきます。明日はメロの応援に行きます。おれの分まで頑張ってくれるでしょう。

■国母和宏「また戻って来たい」
100の力を出す前にやられました。ミスっちゃった。これが実力。最低の中の最低の結果です。

(五輪のプレッシャーは?)応援はいっぱいいましたが、(参加選手の)メンツは(ワールドカップなどと)変わりません。面白かったですし、調子は悪くありませんでした。

(4年後に向けて)予選を通らないということは、すべてが足りないのだと思います。「悔しい」というより、自分の滑りが駄目だった。練習し直して、また戻って来たいです。

■中井孝治「五輪は独特のプレッシャーがある」
しょうがないです。流れはスムーズでしたが、行けるか行けないかギリギリでした。ジャッジについては、僕の滑りに関しては妥当だと思います。ただ、アメリカの選手の次は、ちょっとエッジが外れただけで、すごく減点されていました。

五輪は選手のメンツがワールドカップと変わらないのに、独特のプレッシャーがあります。難しい技よりも完成度の高さが求められます。

(日本人が全員決勝に進めなかったが)みんな実力があるのに出せなかった。うまくても、本番で力を出さなきゃいけない。カズ(国母和宏)は僕よりうまいのだから、もっと場数を踏めば、絶対にメダルを取れると思います。僕は前回を経験していたから緊張はありませんでしたが、(けがの影響もあり)もう少し練習したかったという思いがあります。

今後は、プロ活動とパイプの両方をやっていきたいです。パイプ1本では考えていません。

■村上史行「悔しいけれど次、頑張る」
グラブ、スピンの完成度などが、ちょっと駄目でした。「900」でまずいと思いました。回りきらないかなと思って、前に体重がかかってバランスが崩れました。アメリカやフィンランドの選手は予選で技を出していないのに(ポイントが)高かった。その中で予選落ちするなんて悔しいです。悔しいけれど次、頑張ります。

メンタル的には楽しめました。(ソルトレークに出場した兄の気持ちが分かるか?)はい。ただ、「兄貴超え」はしたかったです。

■綿谷直樹コーチ「世界の頂点にはまだ至っていません」
今回のリザルトについては(採点に)分からないところがいろいろありました。特に1本目。(採点の傾向は)ミスを見られました。ただ、完ぺきなものなんて、だれも出していませんでした。減点のされ方に違いがあります。(ワールドカップとは)違います。かなりシビアに見ていました。(4年後に向けて)練習しかありません。難しいことを、さらに完成度を高めて、うまくなってもらいたいです。(日本のレベルは)世界の頂点にはまだ至っていません。上を見ればきりがない、奥の深い世界です。