スキー客30人を乗せた大型バスが凍結した路面でスリップ、山中の橋から30メートル下の谷底に転落――。大田署は9日、県警機動隊、中国管区警察局県情報通信部と合同で、冬場の大事故を想定した救出訓練を行った。

訓練は、大田市内から国立公園三瓶山の「東の原スキー場」(同市)に向かう途中にある湯ノ谷橋(高さ30メートル)で行われ、計35人が参加。110番通報を受けた大田署員が現場に急行すると共に、県警などに応援要請し、駆け付けた機動隊員らと協力して負傷したバスの乗客を谷底から救出する作業を真剣な表情で行った。

県警レンジャー部隊の11人がロープを使い、橋や斜面から“現場”に降下。負傷者を病院に搬送するため、タンカに乗せ道路上にロープで引き上げた。また、同通信部機動通信課は山間部での通信状態を確かめた。

県内各地では昨年末からの豪雪で、屋根の雪下ろし中の転落事故や、凍結した路面でのスリップ事故が相次いでいる。また先月14日には、邑南町のスキー場「瑞穂ハイランド」で大規模な雪崩が発生、応援の機動隊員らが2日間にわたる捜索活動を行った。
(毎日新聞)