公式練習前、国母はリラックスした表情スノーボード男子ハーフパイプの国母和宏(17=登別大谷高)が、金メダル候補ショーン・ホワイト(19=米国)から最強のライバルに指名された。日本代表の男女8人は7日、バルドネッキア会場のハーフパイプで公式練習。高いエアを決めて好調をアピールした国母は自分の練習の合間に、ホワイトのエアをチェック。構成を確認すると「いつも通りの大きなエアですね」と苦笑いした。

前日6日の米国代表の会見で、2歳上の王者が言った。「カズが一番要注意。本当にうまくなった」。ホワイトは北米のウインタースポーツイベント、XゲームやGPシリーズで活躍しており、W杯にはほとんど出てこない。だが、国母をしっかりマークしていた。

名指しされたことに「うれしいです」と答えた国母だが、本心は違う。「勝たなければ意味がない」と言い放つ。同じバートン社のプロ契約選手だが、相手は別格。地元サンディエゴに豪邸を建て、プライベートジェットで大会を移動する。あこがれがあっても、同じ舞台で戦う以上負けたくない。長さ150メートルのパイプに入って感触を確かめ「昨年のW杯と大きさは変わらない。でっかいので、高いエアが出せる」と笑った。スノーボード代表最年少と注目されても緊張した様子はない。
(日刊スポーツ)