考案したイタリアンの五輪応援給食を手に笑顔を見せる小野栄養士トリノ冬季五輪(2月10日開幕)まで、あと22日にせまった。日本選手団113人のうち、北海道関係の選手56人が出場する。後援会発足、応援旗制作、はては応援給食も登場するなど、各選手の故郷でも支援の気運が高まってきた。

バイアスロンの菅恭司(36)とスノーボードHPの中井孝治(21)の故郷倶知安町で18日、五輪応援給食が完成した。五輪開幕の2月10日に、町内の小中学校7校に1420食分が配給される。

18日の試食会に出されたメニューは4品。イタリアの代表的な食べ物ピザに、ペペロンチーノ、地中海風サラダ、牛肉ときのこのクイックシチュー。考案した小野幸子栄養士(59)は「食文化を通じて異国で戦う2人の選手をともに応援できればと思ったので」。過去に給食の先進国視察の際、現地で書き留めたレシピをもとにつくった力作だ。

同町教育委員会の丸昇教育長(55)は「子どもたちもきっと喜ぶでしょうし、イタリアもイメージできるはず。これを食べれば将来の五輪代表も夢ではないかも」。人口1万6000人あまりの町から、第2、第3の菅、中井の誕生に期待を膨らませた。

同町では、04年にアテネ五輪女子ソフトボール日本代表チームが第1次強化合宿を町内で行った際も、「アテネに届け応援メニュー」と名付けた給食を考案。宇津木ジャパンの準優勝を後押しした。小野栄養士は「子どもたちの、町の気持ちはトリノの2人にきっと届くはず」と笑顔で話していた。
(日刊スポーツ)