大雪に見舞われている県内では、昨年12月の降雪量が各地で観測記録を更新する一方、各スキー場は来場者数が前年比1・5倍と大きく伸びた。日本海側に被害をもたらした大雪は、県内のスキー場にとって恵みの雪となったようだ。

仙台管区気象台によると、強い冬型の気圧配置が続いた影響で、昨年12月の降雪量は▽栗原市駒ノ湯329センチ(平年記録なし)▽鳴子町川渡227センチ(同72センチ)▽仙台市青葉区新川182センチ(同59センチ)▽古川172センチ(同23センチ)▽白石60センチ(同16センチ)――と平年比7・5〜3倍強に。特に白石を除く4カ所では79年以降の観測史上1位を記録し、白石でも同2位となった。

この雪で、03、04年と2年連続暖冬に泣いた各スキー場は、今季はオープン当初から全面滑走が可能に。年末年始の10日間(昨年12月25日〜1月3日)の来場者数は、すみかわ(蔵王町)が前年比2・9倍(2477人)、セントメリー(川崎町)が同2・5倍(7865人)など、県内9スキー場すべてで増加。全体でも7万9845人と02年度の水準(8万5404人)まで回復した。

仙台市泉区の泉高原スプリングバレースキー場では、04年は雪不足でオープンを予定日から1週間待ったが、05年は予定日(17日)から営業が可能に。このため、年末年始の来場者数も1万5850人と前年比1・7倍に急増した。同スキー場は「ゲレンデの雪が解けて凍ることもないので、コンディションも良好」と話している。
(毎日新聞)