決勝1本目、納得の演技ができず、叫ぶ成田童夢スノーボードのキスマークカップは15日、札幌市真駒内スキー場で男女ハーフパイプ第2戦の競技が行われ、女子はトリノ五輪代表の中島志保(27)が優勝。男子は村上大輔(22)が制し、弟で五輪代表の村上史行(20)が2位だった。その他の代表勢は成田童夢(20)が6位、中井孝治(21)は8位、女子の伏見知何子(31)が4位と振るわず、23日からの米国での直前合宿で立て直しを図ることになった。

本来なら五輪代表勢が表彰台を独占しなければいけない国内戦。女子は中島が優勝し、男子は村上史が2位と意地は見せた。だが成田、中井、伏見は結果を出せず、本番への不安を露呈した。

そこで結団式後の23日から米コロラド州ブリッケンリッチにある“虎の穴”で直前合宿を行うことが決まった。トリノ五輪のハーフパイプ会場は全長150メートル、深さ6メートルという巨大なもので、それに見合う練習場としてブリッケンリッチはうってつけ。代表8人はコロラド州の山間部に約2週間こもることになる。

佐々木峻スノーボード部長は「欧州で合宿すると(他国のライバルがいて)慌ただしい」と説明。「エアの高さ、スピンの着地の精度を高めたい」と中島が話すように、メダルが期待されるハーフパイプ陣は隔離された環境で最後の調整を図っていく。

≪メロは欠場≫五輪女子代表の今井メロは14日の第1戦で背中を痛めた影響で欠場した。今井は15日、札幌市内の病院でMRI検査を受け「傍脊柱(ぼうせきちゅう)筋挫傷」と診断された。背中の筋肉の軽い肉離れで、大事をとってこの日の試合には出なかった。綿谷直樹チーフコーチは「症状は重いものではない。様子を見ながらやることになる」と五輪への影響を否定した。
(スポーツニッポン)