FISキスマークカップ・スノーボード・ジャパン第1日は14日、札幌市真駒内で男女ハーフパイプ(HP)第1戦を行い、日本人のみが出場した大会は、トリノ五輪ハーフパイプ(HP)代表8人のうち、初日は5人が出場して行われ、男子の成田童夢(20)=キスマーク、妹で女子の今井メロ(18)=ロシニョール・ディナスターク=がともに3位に入った。優勝は、男子が青野令(スノーフレンズBC)、女子は水木奈歩(ムラサキスポーツ)。五輪代表では、男子の中井孝治(アメリカン)は5位、村上史行(クルーズ)は予選落ち。女子の伏見知何子(UPスポーツ)は6位だった。

ちょっぴりほろ苦いダブル表彰台だった。童夢は大技を成功させたにもかかわらず、得点が伸びなかった。背中を痛めたメロは札幌市内の病院に直行。昨季のW杯第2戦バルドネッキア大会(イタリア)以来の兄妹メダルにも、2人は心の底から喜べなかった。

童夢は3回転のビッグエアを成功させたが、評価は厳しかった。「得点が低くてびっくりした。高さかな。でも今回は(技の)つなぎがメーンだったし、順位は関係ない」。代表陣ではトップの成績を収め、ほっとした表情も浮かべた。

フィニッシュエリア付近では、父・隆史氏が見守っていた。昨年5月、指導法の食い違いから童夢は独立。メロも後を追うように離れた。今回、2人の弟・緑夢(ぐりむ)がジュニアの部に出たため、成田ファミリーが7カ月ぶり一堂に会したが、しこりが残るのか接触するシーンはなかった。

結果は、緑夢が優勝し、2人は3位。隆史氏は「童夢?自己陶酔するのと、人に見せる演技は違うということ。メロは練習不足。指導者がおらんからやろう。お父さんの言うことを聞いている緑夢は優勝した」と手厳しかった。

メロについて、日本代表の綿谷直樹ヘッドコーチは「病院は念のため」と説明したが、15日の第2戦は大事を取って欠場する可能性もある。一方の童夢は「明日はぶっ飛ぶ。見ておいて下さい」とあくまで強気。本番まで残り1カ月、五輪前最後の実戦を、優勝で締めくくりたいところだ。
(デイリースポーツ)