男子で優勝した中学3年、青野のエア=札幌市の真駒内スキー場で14日、須賀川理写すスノーボード・ハーフパイプのキスマークカップ第1日は14日、札幌市の真駒内スキー場で行われ、男子は愛媛・桑原中3年の青野令(シノーフレンズBC)が44.3点の高得点で初優勝。女子は水木奈歩(ムラサキク)が初制覇した。

◇青野、「負けたくない」との一心

15歳の青野がトリノ五輪の代表組を抑えて、初めて表彰台の真ん中に立った。冬の競技では珍しい愛媛県松山市の中学生3年。「アクロス重信のおかげで勝てた」。松山市に隣接する東温市にある屋内ハーフパイプ施設の名前を挙げて、感謝した。

「負けたくない」との一心だった。3位で迎えた決勝の2回目。2番目のエアに回転数を増やした横3回転の「1080」を取り入れ、勝負をかけた。板を手でつかむグラブも入れ「初めてできてうれしかった」という。

スノーボードを始めたのは小学4年の冬休み。現在は、1年中営業している「アクロス」に週2〜3回通い、元日本チームコーチの阿部幹博氏に指導を受ける。

「いい結果を報告したい」と臨んだこの日は、けがでトリノ五輪代表を逃した仲間の渡部耕大(愛媛・上浮穴高)の誕生日。試合直後に電話で連絡すると、「早くビデオを見たい」と、優勝を喜んでくれた声が返ってきた。

○…トリノ五輪代表組が精彩を欠いた。決勝2回目の演技にガッツポーズを連発した男子の成田だが、得点は伸び悩み「びっくり」したという。「技と技のつなぎを練習できた。高さを出していない。明日勝てば問題ない」と強気を貫く。2大会連続五輪代表の中井は、右足かかと痛を抱え、1カ月ぶりの試合復帰。逆転を狙った決勝2回目に転倒し、「立って負けるより転んで負けたほうがいい」。

代表のほとんどはW杯から帰国したばかり。日本チームの綿谷直樹チーフコーチは「疲れもある。それぞれの課題に前向きに取り組んでいる」と話した。
(毎日新聞)