さあ、五輪イヤー突入だ。トリノ五輪でメダルが期待されるスノーボード女子ハーフパイプの今井メロ(18)=ロシニョール・ディナスターク=が、スポーツ報知の独占インタビューで初の大舞台に臨む決意を激白。必殺技「メロウセブン」の完成度に自信を見せ、「勝利が目標」と新年の誓いを立てた。

昨季終了後に早々と内定を獲得、今季のW杯開幕戦(スイス・ザースフェー)でも優勝した。トリノ五輪に向け、順調そのものだ。

「トリノはベストを尽くして、勝つことが目標。誰よりも観客を楽しませ、華がある滑りをしたい。いかに一発ずつのエアで花を咲かせて飛べるかってことだと思う。五輪は自分の存在を世界に知ってもらえる舞台。自分はまだまだ世界的に見たら小さいですから」

五輪はこれまで冬季大会よりも夏季大会に注目してきたという。ソルトレークシティー五輪の結果も、あまり知らない。

「印象に残ってるシーンはアテネ五輪の女子マラソン。野口みずきさんの優勝シーンです。感動しました。ゴールを切る直前の笑顔がたまらなくすてきだった。勝ったと思ったあのゴールの直前。人としての輝きがあったと思う。自分もそんな笑顔を見せたい」

昨年は父・隆史さんと指導法をめぐり対立。夏には大阪の実家を離れた。そして、姓を「成田」から「今井」に変更、登録名も「夢露」から「メロ」に変えた。

「昨年はゴタゴタがあって崩れそうになったこともあった。どうしたらいいか分からなくなったときもある。つらいときもあった。でも、くじけそうなとき、私はトリノに内定しているんだ、日本を背負わなきゃいけないんだって言い聞かせて頑張った」

兄・成田童夢(20)=キスマーク=も12月中旬に内定を獲得した。

「兄は尊敬できる存在。前に引っ張られる。兄とはどっちがいい成績を残せるか毎年競っている。今季は今のところ1対1。優勝以外は入れない。優勝の回数で争ってるんです」

18歳。今はまっていることは模様替えだ。

「1週間に1回はしますね。100円ショップで組み立てキットを買ってきて組み立てるんです。自分なりのアクセントを付ける。これまで本棚、CDラック、香水棚などを作りました。今は5分で作れます。今使ってるベッドも崩そうかなと思う。シングルより狭いんです。布団の方が大きいから、朝起きたら布団が床に落ちている。ベッドはホームセンターで鉄のパイプ、すのこを買ってきて、自分で組み立てたんです」

普段はごく普通の18歳。今年はどんな年にしたいのか?

「笑顔と元気の1年になれたらいいと思う。人間として輝きたい。自分の努力次第で輝けると思う」

◆今井 メロ(いまい・めろ)1987年10月26日、大阪市生まれ。18歳。5歳でモーグルを始め、6歳からスノーボードと水上スキー・ウエークボードに転向。小6で史上最年少のプロスノーボーダーに認定。04年3月の全日本女子HP優勝。昨季のW杯は優勝2回、2位2回、3位1回で種目別総合優勝。01年にはワールドゲームズの水上スキー女子ウエークボードでも優勝している。体を伸ばし、2回転する大技「メロウ720」が武器。154センチ、48キロ。
(スポーツ報知)