来年2月に行われるトリノ五輪の新たな内定者14人が16日、全日本スキー連盟(SAJ)から発表され、北海道関係から一挙6人が選出された。スノーボード・アルペンでは、家根谷依里(やねたに・えり、道東海大3年)が初の五輪代表になった。昨季の全日本選手権を制するなど伸び盛りの21歳が、五輪の大舞台に挑む。

家根谷が、うれしい五輪切符を手に入れた。現在は、女子では竹内智香(21)とともに全日本代表として、カナダ・ストーンハムに遠征している。現地時間の18日から行われるW杯に出場し、20日にも帰国する予定だが、その前に朗報が届いた。

日本オリンピック委員会(JOC)の派遣枠は当初1人から2人とされていた。道東海大スキー部の上杉尹宏監督(63)は「海外遠征を終えて1カ月前に学校で会ったときは、枠の問題もあって、不安がっていましたね」と話す。海外での実績を積みながらも、五輪への道は決して近くはなかった。2人の派遣が決まり、晴れて代表の座を手にした。

昨季はW杯スペイン・シエラネバダのパラレル回転で自己最高の4位。1月の真駒内でのジャパンカップで優勝と国際舞台で実績を残した。2月の全日本選手権でも初優勝した。

兵庫生まれで、実家は神戸市でスポーツ用品店を営む。本格的に競技に打ち込むべく、高校から北海道に移り、竹内と同じ小島アカデミーに入った。1月のジャパンカップでは、「皆さんに見てもらういい機会」と、翌日に海外遠征出発を控えながら、急きょ出場し高熱をはねのけて優勝。上杉監督は「今でも海外から、メールで課題を提出しているようです。まじめな性格です」と言う。持ち前の一生懸命さを武器に、初の五輪に向かう。
(日刊スポーツ)