富山市本宮の県営らいちょうバレースキー場が15日オープン、初滑りのスノーボーダーやスキーヤーでにぎわった。同スキー場は利用客の減少などから、県が今年度限りでの廃止を決定。事業の引き継ぎに関し富山市と協議中で、県営として最後のシーズンを迎えた。

同スキー場は77年開設で、全国唯一の県営スキー場。この日は関係者約40人が出席し、安全を祈願した。現地では1週間ほど前から雪が続き、この日の積雪は約80〜160センチ。近年では珍しく、全面滑走可能な状態で初日を迎えた。

同スキー場の存続に関しては、石井隆一知事が7日の県議会代表質問で、経営移管先が決まった場合、施設の無償譲渡や、累積債務(04年度末現在約41億円)を県が処理する方針を表明した。

岡本外治・同スキー場長は15日、「廃止となれば、3スキー場ある『立山山麓スキー場』の一つが抜け、他への影響も予想される。何とか継続を」と述べた。スノーボードで初滑りした同市西公文名の会社員、坂口輝さん(29)は「小学生の時は宿泊学習に来たりして慣れ親しんだスキー場なので、ぜひ続けてほしい」と語った。今シーズンの営業は来年3月12日までの予定。
(毎日新聞)