今週末からオープンが始まるスキーシーズンを控え、県内各地のスキー場は人工降雪機を使ってコースを整備するなど、急ピッチで準備を進めている。気温は当面低めに推移し、今シーズンは雪不足の心配も今のところないとみられている。後は本格的な降雪を望むばかりで、各スキー場は一日も早い強い「冬将軍」の到来を心待ちにしている。

例年、県内のトップを切って営業を開始する猪苗代町の箕輪スキー場では、1500メートルのコースを造るため、気温が氷点下になる午後7時〜翌日の午前7時に連日70台の降雪機がフル稼働している。一晩で3000トンの水を雪に変え、現在の積雪量は約30センチになった。

昨年の同時期はゲレンデの積雪はゼロで、オープンが12月にずれこんだだけに、同スキー場管理人の佐藤公章さん(51)は「今年は早い時期に寒波が来てよかった」とホッとした様子だ。オープンは今月25日午後の予定。

また、22台の降雪機を稼働させている北塩原村のスキー場「グランデコスキーリゾート」でも、コースの9割が完成しており、今週末のオープンを目指す。同村の裏磐梯猫魔スキー場は12月1日オープンの予定だ。

本格的なスキーシーズンは、県内26スキー場のほとんどが営業を開始する12月中旬から。3月までの第3日曜日は、多くのスキー場が「スキー子どもの日」として、小学生のリフト券やレンタルスキー料を半額にするなどのサービスを提供する。

福島地方気象台によると、11月の平均気温は平年並みで、今後しばらくは冬型の気圧配置が続くという。1カ月予報では平均気温は平年並みか、やや低くなる見通し。長期的にも降水量は平年並みとみられ、今のところ雪不足の心配はないという。
(毎日新聞)