山陰地方の代表的冬景色である“大山の初冠雪”が平年の10月31日より大きく遅れている。降雪はあったものの、約20キロ離れた鳥取地方気象台米子測候所(米子市博労町4)からは冠雪が目視で確認できなかったため。記録を取り始めた1939(昭和14)年以降では最も遅い初冠雪記録である11月21日(90年)が近づいている。

大山町観光案内所(大山町大山)によると、中国地方の最高峰・大山(1729メートル)では10月22日に山頂付近に初雪があり、11月15、16日も降った。しかし、いずれも雨などで煙っていたため、米子市内からは見えず、「冠雪」とは認められなかった。山ろくではまだ紅葉が見られ、この時期は雪とのコントラストが楽しみだが、同案内所は「スキー場を含め、900メートル以上ではうっすらと積雪が見える。初冠雪をPRできれば皆さんに来てもらえるのだが」と大山を見上げている。

米子測候所では「西高東低の冬型の気圧配置が強まっており、いつ初冠雪になってもおかしくはない」と話している。
(毎日新聞)