長野県は13日、県会6月定例会(23日開会)に提出する本年度一般会計補正予算案に、2月県会で当初予算案から全額削除された「スキー王国NAGANO構築事業費」を再度計上すると発表した。事業内容を大幅に見直し、当初予算案では別事業としていた「雪道お助け隊」事業を統合、当初予算案計上額(1300万円余)の3・2倍の4100万円余とした。

 2月県会では「効果が不明確」などの理由で削除されていたが、県観光・物産振興チームは「スキー場、観光関係者らから要望があるため」と説明している。

 県会で「使用できるスキー場が県内の半数に限られている」と指摘された共通金券は廃止、スキー場をPRする冊子の作成費に振り替える。当初予算案で県内の小学生対象だった無料リフト券の発行には140万円増の250万円余を充て、県外小学生にも拡大する。スキー観光の振興策を探るための利用者アンケート調査費も加えた。

 このほか、衛星携帯電話を搭載したワゴン車を購入、「コモンズ支援車」として5地方事務所に配備する費用2900万円余を計上。木造構造物の耐震性能を測る「壁試験機」を県林業総合センター(塩尻市)に導入する費用2000万円、小県郡和田村のケーブルテレビ整備に対する助成約9000万円も盛られる。