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355<>1118886087<>例年と違います 残雪多い今年の夏山 <><>1<> 本格的な夏山シーズンを迎える奥羽山系に、今年は大量の雪が残っている。登山道を覆っている場所も多く「例年に比べて異常」と関係者は口をそろえる。県内で今年発生した山岳遭難も、登山者が雪渓を避けて道に迷ったり、雪面で滑落するなどのケースが目立つ。県警などは「いつもの山とは異なる。何度引き返してもいいように、余裕を持った登山計画を」と呼び掛けている。


【写真=残雪を踏みしめて頂上を目指す登山者。今年は登山道にも相当の雪があり、注意が必要だ=1日の駒ケ岳山開き】

 県警地域課によると、ヘリからの目視では駒ケ岳から和賀岳、焼石岳、栗駒山にかけて、例年なら雪が消えている地点で相当の残雪がある。登山道にかかる部分が散見され、スキーができるほどの場所もあるという。

 盛岡地方気象台によると、今年の冬は湯田の降雪量が平年比7%(50センチ以上)多いなど、県西部の山沿いで記録的な雪が降った。5月も気温の低い状態が続き、雪解けが遅れている。

 このため今月5日に予定されていた秋田県側の焼石連峰山開きは、安全面を考慮して中止となった。1日の駒ケ岳山開きも山頂でのセレモニー実施が危ぶまれた。

 南岩手山岳遭難対策委員会の原誠・雫石救助隊長は「駒ケ岳から千沼ケ原への縦走路など山の上部は極端に残雪が多い。ガスがかかると、行き慣れた人でも道が分からなくなる」と印象を語る。

 4日に焼石岳で道に迷い、山中で一夜を明かした関東の登山サークルの15人は、雪渓を迂回(うかい)して時間をロスした。このほか県内では今年、雪で登山道を見失った遭難が2件あり、4月には岩手山で男性が雪面で滑落、死亡する事故も起きている。

 山岳関係者や県警は、登山者が道中で雪渓に遭遇した場合「楽な方向へ迂回しがちで道に迷う。何度も登山道を引き返し、ルートを確認する心構えが欠かせない」と指摘。湿った雪に足を取られるため、転倒にも注意が必要だ。

 県警地域課の瀬川正範次長は「100名山、200名山を限られた日数で回るツアーもあるが、初めての山を甘く見てはならない。今年は雪に進路を阻まれることが多く、計画に余裕を持ち、コンパスと地図は最低限持ってほしい」と警鐘を鳴らす。